手のかかる長男と次男に挟まれた娘は、いつだって親の手を煩わせないようにと、しっかり者でいてくれた。そうやって、私が手を焼くこともなく、あっという間に社会人になってしまった娘に、私はどこか負い目を感じているのかもしれない。
今回の無謀な旅の計画も、末っ子の次男にばかり手をかけている私に対する、娘なりの主張を感じとってしまった、といったら大げさだろうか。私の心の片隅に、次男と娘とが私を取り合っている綱引きが見えるような気がしたのだ。
次男の勉強は、今は波に乗っている。しばらく大丈夫だろうと思うことにした。
そして、なんてったって《北海道》の魅力に吸い寄せられたのは言うまでもない。
私は、その程度の母親なのである。
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☆明日からは、たくさんの旅の写真を載せるつもりです。
どうぞ、お楽しみに。
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