旅のフォトエッセイ:東松島へ(2)〜清美さんと「のり工房矢本」〜
2013-05-23



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2日の夜、娘の勤務が終わるのを待って、二人で東京をたち、夜遅く仙台に到着。
翌朝、快晴の仙台から、予約しておいたレンタカーに乗って、東松島に向かった。

インターを降りてすぐ、真っ赤な車で迎えに来てくれたのは、
「のり工房矢本」の社長、清美さんだった。
同じ色のスカーフがおしゃれに決まっている。


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☆ ☆ ☆
宮城県は美味しい海苔の養殖地だ。
県内の塩釜神社では、年に一度、乾海苔品評会が行われ、優勝・準優勝した海苔は、皇室に献上されるのだという。東松島の大曲浜で作られる海苔は、この6年連続その栄誉に浴してきた。漁師たちの努力と研鑽があってのことだろう。
そして、その妻たちも、海苔を使った商品を販売しよう、と数年前に立ち上げたのが「のり工房矢本」である。

しかし、津波はすべてを流し去った。
清美さんの自宅も、工房も、船も、養殖の道具も、何もかも。


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