おススメのエッセイ集:『あの日のスケッチ』松本泰子著
2019-12-19


 

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古くからのエッセイ仲間でもある友人の泰子さんが、満を持して、エッセイ集を編みました。

 

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落ち着いたサーモンピングの表紙を埋め尽くすように散りばめられたイラストは、すべて彼女の次男くんの描いたもの。素敵でしょう!


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表紙だけではなく、ページのあちらこちらに、そのエッセイにふさわしいカットが飾られています。オリジナルのしおりまで作って挟みました。

  

ところで、泰子さんとは、20163月にふたりでパリ旅行をしているのです。

その時のエッセイ「女友達との旅」も載せてくれました。そして、そのエッセイには、白ワインのグラスの挿絵が添えてあるではありませんか。

思わず、にんまり……!

あの日の思い出が、シャブリの香りとともに、懐かしくよみがえりました。

どうもありがとう、泰子ちゃん。


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あの旅のことを、私はほとんど書き残せなかったのです。帰国したその夜に、母ががんに侵されていることを告げられ、それからは超多忙な日々で、エッセイを書く余裕はありませんでした。

でも、今からでも、あの充実したパリの旅を書いておきたい。泰子さんの本を読んで思いました。

私が、エッセイの中でどんな登場をしているのか、って? うふふ、それはぜひ、買って読んでみてくださいな。

 

そのエッセイに限らず、どのエッセイにも、彼女の感性が光り、味わいがあり、同世代としても共感でき、聡明な女性の文章が心地よく胸に落ちるのです。


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