エッセイの書き方のコツ(23):どきどき・ドキドキ
2014-11-09


「ほっと」も、広辞苑を見ると、

「一回息を吐くさま。緊張が解けて、安心したり心が休まったりするさま」と出ています。つまり、ため息の音から派生した言葉のようです。ではかたかなで書きましょうか。

私はといえば、どちらもひらがなで書くことのほうが多いです。とくに、ほっとしたときには、「ホッとした」と書くよりも、その時の安らかになれた心持ちを字面からも表しているような気がします。

この字面から発する印象もあなどれない、と私は思っています。

ひらがなにするか、かたかなにするか。原則で割り切れない言葉もたくさんあるのです。

 

もう一つ、星が光るさまは、どうでしょう。

きらきら、ちかちか。

でも、キラキラ星のように、かたかなのほうが見慣れている気もしますね。

ちかごろのアニメでは、一瞬きらめくときに、ごていねいに「キラリン!」という効果音が入ったりします。そんな影響もあるかもしれません。

 

原則を踏まえたうえで、このエッセイの中ではどう書くのがいちばんふさわしいのか、あえてこだわってみるというのも大切ですね。

 

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冒頭の質問には、そんな例をいろいろと話し合った後、

「原則はきちんとお伝えしましょう。そのうえで、受講者の年齢、作品の雰囲気などを考慮しつつ、臨機応変に対応していきましょう」というコメントを述べました。

 

だらだらと書いてしまいました。最後まで読んでくださってありがとうございます。

これも、「ダラダラと書いてしまいました」とすると、くだけた感じになりますね……

 



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