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ずっと迷ってきた。
言うべきか、いや黙っていたほうがいいのか。
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これは2009年の2月初め、受験日で学校が休みの次男と二人、越後湯沢でスキーをした時の写真だ。
別にペアルックで赤いジャケットを着ているわけではない。息子のはたまたま、長男が紺色、次男が赤を色違いで買ったまで。
私のは、便利なポケットがたくさんついていて、着やすく、深みのある赤が気に入った。イタリア製で少々お値段は張ったけれど、思い切って買った。
「還暦まで着るから」と言い訳をして。
今から6年前のことだ。
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その翌年あたりから、私は腰痛が出たり、子どもたちの受験があったりで、スキーどころではなくなった。
それでも数年がたち、身辺が落ち着いてくると、治らないかとあきらめていた腰痛も治った。また行きたいなあ、と思っていたところに、スキーへの誘いが舞い込んだ。
……が、すぐには飛びつけない。6年のブランクは怖い。ふだんから運動らしいことはやっていない。うれしい反面おおいに悩んだ。
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結局は、日程の都合がつかず、断ることになったのだが、3月6日のブログに書いたように、それと入れ替わるように、札幌雪祭りの旅に誘われて出かける。
帰ってくると、今度は娘からスキーの誘惑が。すっかり雪に魅せられていた私は、とうとうスキー決行の計画を立てた。
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それでも、不安がつきまとう。体が動くだろうか。怪我をしないだろうか。この年になってスキーだなんて、無謀すぎるだろうか。
ふと、思った。そうだ、「まだスキーをする」んじゃなくて、これから「シニアスキー」というスポーツを始めるのだ、と考えればいい。
娘と二人旅はなんといっても気楽だ。たっぷり休憩を取り、絶対無理をしなければ大丈夫……。やっと気持ちが楽になった。
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