ダイアリーエッセイ:母を見舞って
2017-08-19


この病院に移るまでは、一日も欠かさず母と向き合うことが私の日課でした。母にとって、遠慮なく言いたいことが言えるのは私だけ。私は精神的なストレスがたまり、せっせとストレス解消にも励みました。

今、母が離れて、私はそのストレスからは解放されました。それでも、母と向き合わないわけにはいきません。血のつながる母と娘だからです。

 

母のことを、こうして書くのは難しい。

変わってしまった母を見るのは辛い。目をそらせていたいのです。

母のようには老いたくない。でも、いずれはそうなる運命かもしれません。

こんなふうに思うのは、冷たい娘だろうか。いえいえ、できることは精いっぱいやってきた。葛藤は繰り返されるばかりです。

 

 

入院は、3ヵ月という期限があります。それまでには、少しずつでも母の状態が良くなってくれることを祈って、希望を捨てずに、母の病院にせっせと通うことにしましょう。

 

 

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