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朝、暗いうちからカモメの鳴き声で目が覚めた。
6時に外へ。昨晩夕日を見た北塔へ。
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まだ誰もいない。昨夜と違って、ずいぶん潮が満ちている。
水平線には少し雲がかかっているようだ。
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待つこと5分、オレンジ色の雲の切れ目に、金色に輝く太陽が顔をのぞかせた。
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不思議なものだ。昨日、同じ海に沈んでいったはずの太陽が、ふたたび東寄りの水平線から昇ってくる。
これまでにも、日の入りや日の出を見たことはある。でも、夕日が沈むのを見届けて、同じ場所から朝日の到来を見るのは、初めてだ。
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