先日、社会福祉法人「嬉泉(きせん)」の50周年のお祝いに招待されました。
自閉症の長男が3歳の時からお世話になってきたところで、私の子育て人生を全面的に支えてくれたと言っても過言ではありません。
今でも、30歳を過ぎた息子とともに、お世話になることもあります。この先もずっと、関わりを切らすことはないでしょう。
転勤で静岡に住んでいるとき、2歳半の長男は自閉症と診断されました。
当時、NHKの教育テレビで放映されていた自閉症の療育番組で、嬉泉が運営する東京都世田谷区の施設の様子を見たのです。
ここに行こう。ここに行けば、きっと治る……。
そう思って、翌年の春には転勤を希望して東京に戻ってきました。
3歳からの幼稚園代わりに、テレビで見た「めばえ学園」に通い始めました。その園長先生からは母親もたくさんのことを教わりました。
「子どもの犠牲にならないで。自分の人生も大事にしてね」
今でも私の座右の銘です。
先生は、すでに80歳とのこと。この写真を見て、「あらやだ、おばあさんに撮れてる」と言われましたが、なんのなんの。相変わらず歯切れよい話しっぷりも、背すじのピンと伸びたところも、とてもお年には見えませんでした。
嬉泉の誕生には、感動的なエピソードがあったのです。会のはじめに挨拶された2代目理事長が、それを語ってくれました。
昭和
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